クレジットカード審査における勤続年数の基準

審査

クレジットカード審査では収入状況が重要になります

クレジットカードを作るためのは欠かせないクレジットカード審査ですが、この審査では氏名や生年月日、電話番号などの個人情報はもちろんのこと、居住年数や勤続年数、年収や他社借入などあなたの現在の生活環境や金融商品の利用状況などが調査される事になります。

そして、この調査の結果、あなたの属性情報や信用情報がクレジットカード会社が定めている審査基準を満たしている場合に限り、めでたくクレジットカードが発行される事になるのです。

逆に言えば、これは極端な話ですがどれか1つでもクレジットカード会社が定めている審査基準を下回っていた場合には、そこで即足きり=審査不合格となってしまいます。(この足切りは特に年収で多くなっているようです)

ですので、クレジットカード審査では、申込者の今後の収入状況の確認は絶対条件になっているのですが、この収入状況を確認するための属性情報の中に勤続年数があり、審査では勤続〇年以上という一定の基準があります。そこで、今回の記事ではクレジットカード審査における勤続年数の基準について解説します。

審査における勤続年数には一定の基準があります

クレジットカード審査では、申込者の現在及び今後の収入状況を把握するために、年収とともに勤続年数が重要になってきます。もっとも、クレジットカード会社としては申込者が転職ばかり繰り返しているようでは安定した収入を得る事は厳しくなるため、勤続年数は重要になってくるのです。

そして、この勤続年数ではすぐに勤務先をやめて転職する(転職を繰り返す)可能性があるのか?が見られる事になりますので、あまりにも勤続年数が短いと転職して間もないし、勤続年数が長い人と比べまた転職する可能性があると判断されてしまいます。

ある程度年齢がいった人が勤続年数が少ないとなると、カード会社の人ではなくても転職をしている、もしくは転職を繰り返しているのでは?と思ってしまうため、審査においてこの勤続年数は重要となっています。

そこで、この勤続年数はある程度の期間が必要になっており、一般的な審査基準では1年以上が望ましいとされています。ですので、クレジットカード審査の際には勤続年数1年以上ある状態で申し込んだ方が良いです。

ただ、勤続年数が1年以上あったとしても、他の属性情報や信用情報(年収や居住年数、他社借入や金融事故情報、クレジットヒストリーの有無)などによっては審査に通らない可能性があるため注意が必要です。

勤続年数の例外について

この勤続年数には例外があります。それは新卒の方の場合です。というのも、新卒の方は勤続年数が短くて当たり前になりますし、またクレジットカード会社としても新卒=他社に取られる前に自社顧客にして売り上げを伸ばすという戦略があるためです。

ただ、いくら新卒とは言っても勤続年数1ヶ月や2ヶ月程度で審査に通れるほどクレジットカード審査は甘いものではありません。最低でも新卒後半年程度の勤続年数が必要になります。

また、会社によっては給与の支払いを銀行振込にしているところがあり(というか銀行振込が主流)、銀行振込を利用している銀行が発行しているクレジットカードでは審査が優遇される可能性もあります。

これは、実体験に基づいていますが、高校卒業後半年程度で給与振込を利用している銀行が発行しているクレジットカード審査に通った例やこれまた新卒後半年程度で高額なオートローン審査に通った例からも新卒の場合は多少勤続年数が短くても審査に通る可能性があるのです。

さらに言えば、新卒では無く勤続年数1年以下の場合でも、他の属性情報(居住年数や年収)や信用情報(良好なクレジットヒストリーがある)によっては審査に通る可能性もあります。(事例有り)