家族カードが作れない人にはデビットカードがオススメです
個人信用情報機関の信用情報に重大な金融事故が登録されている人は、クレジットカード審査に通らない可能性が高くなります。そのため、そういった人がカードを持つためには、審査無しとして有名な家族カードとデビットカードの2種類になります。
ただ、家族カードはその名の通り家族がクレジットカードの本会員になっている必要があるため、家族にカードを持っている人がいなければ審査への申込自体行う事が出来ません。
そんな人には、キャッシュレスでの買い物が可能なデビットカードをオススメしますが、このデビットカード、実は2種類あるんですよね。2種類ある=どちらか、または両方を選択する事が可能となっていますので、今回はデビットカードについて解説します。
デビットカードは誰でも持てるカードです
過去に金融事故を起こした事がある人にとっては、信用情報から事故情報が削除されない限りキャッシュレスでの買い物は家族カードの一択になっていました。そのため、家族がいない、または家族がいたとしてもその中にクレジットカードを持っている人がいなければ、ショッピングや各種サービスの利用=ニコニコ現金払いしか出来ませんでした。
いつも現金での支払いしか出来ないため、常に財布にはそれ相応の現金を入れておく必要がありましたので、セキュリティ面においては常に不安が付きまとっていた時期がありました。
そんな中、今から約十数年ほど前でしょうか?VISAの国際ブランド付きのデビットカードの発行が開始されました。VISAブランドが付いていますので、日本はもとより世界各国のVISA加盟店での利用が可能となっており、今まで現金払いしか選択の余地が無かった人でも気軽に持つ事が出来ました。
もっとも、VISAデビットカードの申込条件は満15歳以上(中学生は除く)となっており、銀行口座を持っていれば審査なしで発行された事もあって、誰でも持てるカードとしてその知名度を上げてきました。
ちなみに、デビットカードにはキャッシュカード一体型もあるため、銀行のキャッシュカードとデビットカードという2種類の機能を1枚で使い分ける事が可能となっています。
ただ、デビットカードはクレジットカードのように商品先渡しの代金後払いが出来ませんので、あらかじめ銀行の預金口座にある程度のお金を入れておく必要がありましたが、常に多くの現金を持ち歩く事と比べ、セキュリティ面では大いに役に立つ事が出来ました。
デビットカードにはVISAとJCBがあります
少し前置きが長くなってしまいましたが、以前ではVISAブランドの付いたデビットカードが主流でしたが、近年では日本発祥の国際ブランドJCBの付いたデビットカードも発行されています。
そして、VISAと言えば知らない人がいないほどカード業界のみならず一般の人にも有名であり、日本国内はもとより海外においてもVISA加盟店が多くあるため、VISAデビットカードがあればかなりの店舗での利用が可能となっています。
ただ、ここにJCBデビットカードが加わった事により、その利用シーンがさらに拡がる事になったため、現在ではVISAデビットに加えてJCBデビットも利用している人が増えてきているようです。もっとも、JCBブランドは日本発祥の国際ブランドなので、日本国内に限って言えばかなりの加盟店がありますので、その利用シーンも増える事でしょう。
このように、現在日本で発行されているデビットカードにはVISAとJCBがあるため、その選択肢は徐々に広がりつつあるため、信用情報に何らかの問題があってカード審査に通らない人にとっては喪明けまでのつなぎとしてデビットカードが有効になると思われます。
Masterデビットカードはどうなったのか?
このMasterブランドは、VISAと並んで国際ブランドとしてはかなり有名になっていますが、実は現在、日本においてMasterデビットカードを発行している金融機関はありません。
以前では唯一東京スター銀行がMasterデビットカードを発行していましたが、2008年をもってデビットカード分野から撤退した後は、国内からMasterデビットカードが無くなってしまいました。
現在ではVISAデビットがかなり普及されていますので、金融機関としてもMasterブランドと提携してデビットカードを発行しなくても良い状況なのでしょう。
ただ、VISAやMasterなどの国際ブランドにはそれぞれ強みと弱みがあるため、出来れば両方のブランドでデビットカードを持ちたいという人がいるかも知れません。
まとめ
という事で、現在日本国内で発行されているブランド付きデビットカードはVISAデビットとJCBデビットの2種類のみとなっていますので、今後自分が使うシーンを考えてVISAかJCBのみ、または両方のデビットカードを持つなどの判断を行ってください。