家族カード審査には誰もが通ると思ってませんか?

審査

基本的に家族カードは審査無しで発行されます

家族カードとは、基本的に申込者の審査は不要で取得可能な、本会員に付帯しているクレジットカードになります。
審査が不要となっているので、基本的に申込者の属性や信用情報に何らかの問題があったとしても発行される可能性が高くなっているため、業界内では「無審査カード」とも呼ばれています。

もっとも、審査無しのカードになりますので、現在属性や信用情報に問題があり審査に対して不安を抱えている人にとっては願ってもいないクレジットカードと言えます。
さらに、家族であれば学生にも発行が可能なので、学生がクレジットカードを持つためには最短のカードと言っても良いでしょう。

ただ、「審査無しのカード」という事が大きくなっており、中には家族カードが発行されない=審査に通らないケースもある事があります。
このことはあまり知られていないのですが、あなたは知っていましたか?

審査無しは家族カード申込者のみです

家族カードは、本会員に対して審査が行われるため家族カードの申込者に対しては審査はありません。
そのため、過去に延滞や債務整理などの金融事故を起こしてしまい、現在謹慎中の人であっても家族にクレジットカードを持っている人がいれば家族カード会員に入会する事が可能となっています。

ただ、これはあくまで本会員が審査に通ればの話であって、本会員が審査に通らなかったら当然ですが家族カードが発行される事はありません。
本会員の信用状態が審査通過への鍵になっているのです。

現在の本会員の信用状態がどうなっているのか?これは人によってはとてもデリケートな問題となるため、直接本会員に聞ける人は少ないかも知れませんね。しかし、家族カードが発行されるか否かの鍵を握っているのはまぎれもなく本会員になりますので、どうしても家族カードが欲しいという人は勇気を持って聞いてみる必要がありそうです。

家族カード審査に落ちるケースはこれ

審査無しで発行可能という部分が大きくなりすぎた家族カードという事もあり、誰でも発行されると勘違いしている人がいるようですね。ただ、審査無し=家族カード申込者のみのため、本会員の審査結果次第では落ちる事も十分考えられるのです。

ちなみに、家族カード審査=本会員の審査ですが、これは通常のカード審査の時のような、申込者の属性や信用情報を隅々まで調査するというようなものでは無く、あくまで簡易的に行われる傾向が高くなっています。

そのため、大抵の場合には審査に通る可能性が高いのですが、とある条件下では審査に落ちる事もあるようです。そこで、ここからは家族カード審査に落ちるケースについて解説しますね。

1.本会員の信用情報に金融事故が登録されていた

いくら家族カードが審査無しで発行されるとは言っても、それは本会員の信用情報に何一つ問題が無ければの話であって、本会員が過去及び現在においてその支払いを延滞している(していた)場合には、審査で落ちる可能性が高くなります。

もっとも、利用代金の支払いを延滞するという事は、支払いの管理がなっていない=信用力が無く今後の支払いにも不安を残すと判断されるため、これは仕方のない事です。

そして、これはいくら審査が簡易的に行われるとしても見逃す事が出来ない事実なので、本会員の信用情報に何か問題がありそうな場合には注意が必要です。

2.家族カード申込者とカード会社間での金融トラブル

こちら、意外と見落としがちなのですが、過去に延滞や債務整理などの金融事故を起こした事がある会社では、その顧客の事故情報を自社データベースに一定期間登録しており、この状態を業界では自社ブラックと呼んでいます。そして、この登録期間ですが都市伝説として半永久となっていますが、中にはその途中で削除される会社もあります。(実例としてあり)

ただ、この自社ブラックの登録期間については審査基準と同様に決して表に出る事はないため、自社ブラックの登録期間中にその金融会社が発行している家族カード審査へ申し込んだ場合には、審査の段階で自社ブラック情報として出てきますので結果審査に落ちる事になってしまいます。

ですので、もしあなたが家族カードに申込を行う場合には、自分が過去にその会社で金融事故を起こしていないのか?の確認も行う必要があります。

家族カード審査に落ちないためには

本会員の信用状況によっては審査落ちのある家族カード審査ですが、やはり申込者に関しては審査無しなので、なるべくなら落ちたくは無いですよね?
そこで、家族カード審査に落ちないために必要な事について解説します。

基本的には、本会員の審査のみで発行可能な家族カード=取得難易度が低いもしくは無いに等しいため、家族カード審査へ申し込みを行うのであれば万全の態勢で行った方が良いです。

1.信用情報に金融事故が登録されていないこと

当記事でも何度となく出てきていますが、家族カード審査に通るためには本会員の信用状況が良好である必要があります。そのためには、信用情報に事故情報が登録されていない事が絶対条件になるため、審査への申し込みを行う前に本会員へ確認しておいた方が良いです。

いくら本会員の信用状況次第とはいえ、家族カード審査に落ちてしまったらその情報が信用情報に登録されてしまい、今後の各種金融商品の審査では不利になる可能性があります。

2.過去に申込予定のカード会社で金融事故を起こしていないこと

過去に金融トラブルを起こしている金融会社では、顧客情報を自社ブラックとして登録しているため申し込んだとしても落ちる可能性が高くなります。そして、その登録期間は各金融会社によって違いはありますが、基本的には半永久的と考えておいた方が良いです。

そのため、事前に家族カードの申込先会社との間で過去に金融トラブルがあったのか?無かったのか?の確認を行う必要があります。

3.家族カード申込条件の確認を行う

家族カードにも一般のクレジットカードと同様に申込条件があり、

●生計を共にする配偶者、満18歳以上のお子さま(高校生を除く)、ご両親(三井住友VISAカード)
●家族カードは、本会員の方と生計を同一にする配偶者・親、子(高校生を除く18歳以上)の方が申し込めます。(JCBカード)

などのようになっています。つまり、家族カードには生計を共にしている配偶者や子供、両親に対しての発行が可能となっていますが、生計を共にしていても兄弟や親戚に対しては発行する事が出来ませんので注意が必要です。