クレジットカードに申し込もうとしたとき、「他社借入があるけど大丈夫かな」「件数が多いとやっぱり審査に影響するのか」と不安になる人は少なくありません。実際、借入がある状態でもカードを作れるケースはありますが、借り方によって結果が大きく変わるのも事実です。ここでは、他社借入がクレジットカード審査にどのような影響を与えるのかを、件数と審査の関係に絞って整理していきます。
他社借入があっても審査通過は可能だが「件数」が分かれ道
結論から言うと、他社借入があるだけでクレジットカード審査に落ちるわけではありません。ただし、審査では借入総額よりも「他社借入件数」が強くチェックされる傾向があります。たとえ借入総額が同じでも、1社から借りているのか、複数社から借りているのかで評価は大きく変わります。
2026年現在も、クレジットカード会社は申込者の信用情報を確認し、返済能力と資金管理状況を総合的に判断しています。その中で、他社借入件数は「お金の管理ができているか」を測る分かりやすい指標として扱われています。
なぜクレジットカード審査では他社借入件数が重視されるのか
審査では、年収や勤続年数といった属性情報に加えて、信用情報機関に登録されている借入状況が確認されます。ここで重要なのは、単に「いくら借りているか」ではなく、「どのように借りているか」です。
他社借入件数が多い場合、カード会社は「複数の金融会社から借りなければならない状況」「借入を一本化できていない状態」と受け取ります。これは、資金繰りが不安定、もしくは返済管理が煩雑になっている可能性があると判断されやすくなります。
一方で、借入先が少ない場合は、返済計画が比較的シンプルで管理しやすいと見なされやすく、審査上の評価も落ちにくくなります。この違いが、件数重視といわれる理由です。
借入総額が同じでも評価が変わる具体的なケース
分かりやすい例で考えてみましょう。借入総額がどちらも100万円の人が2人いるとします。
- Aさん:1社から100万円を借入
- Bさん:5社から合計100万円を借入
金額だけを見れば同じ100万円ですが、審査での見られ方は異なります。Aさんは、1社からまとまった金額を借りられているため、一定の信用力があると評価されやすくなります。
一方、Bさんは複数社から少額ずつ借りている状態です。この場合、「1社あたりの評価が低かった」「資金が足りずに借入を繰り返した」と受け取られる可能性があります。その結果、同じ総額でもBさんの方が審査では不利になりやすいのです。
このように、クレジットカード審査では借入総額以上に、他社借入件数が信用力を左右する材料として使われています。
クレジットカード審査で許容されやすい他社借入件数の目安
では、実際にどのくらいの他社借入件数であれば問題になりにくいのでしょうか。一般的な目安としては、2〜3件以内であれば、審査に大きな悪影響が出にくいケースが多いです。
この範囲であれば、借入があっても返済管理ができていると判断されやすく、年収や勤続年数など他の条件次第で十分に審査通過を狙えます。
反対に、4件以上になると注意が必要です。件数が増えるほど、「これ以上借入が増えるリスクがある」「返済負担が見えにくい」と判断され、審査が厳しくなる傾向があります。
ただし、件数が少なくても年収に対して借入額が極端に多い場合は、返済能力を疑われるため、審査で不利になる点には注意が必要です。
「借入総額の方が重要じゃないの?」
他社借入と審査の話になると、「結局は借入総額が一番重要なのでは」と感じる人もいるでしょう。確かに、借入総額が年収に対して過剰であれば、それだけで審査に悪影響を及ぼします。
しかし、同じ総額で比較した場合、審査で差がつきやすいのは件数です。カード会社は、返済能力だけでなく、将来的な延滞リスクや管理能力まで含めて判断します。そのため、「いくら借りているか」だけでなく「何件から借りているか」が評価に組み込まれています。
つまり、総額と件数はどちらも見られますが、審査に落ちやすくなる直接的な引き金になりやすいのは、件数が増えすぎている状態だといえます。
他社借入がある状態で審査を受けるなら意識すべきポイント
クレジットカード審査を有利に進めたいのであれば、申込前に他社借入件数をできるだけ整理することが重要です。完済できる借入があれば先に返し、不要なカードローンやキャッシング枠は減らしておくと評価は改善しやすくなります。
また、返済遅延を一度でも起こすと信用情報に傷がつき、件数以上に大きなマイナスになります。借入がある状態でも、期日通りの返済を継続することが前提条件です。
他社借入があるからといって悲観する必要はありませんが、件数が多いまま申し込むのはリスクが高いという点は意識しておくべきです。
まとめ:クレジットカード審査では他社借入件数が結果を左右する
クレジットカード審査において、他社借入は確かに影響しますが、重要なのは借入の有無そのものではありません。借入総額と同時に、何件から借りているかという点が重視されます。
目安としては、他社借入件数が2〜3件以内であれば、審査に通る可能性は十分にあります。一方で、件数が増えるほど管理能力や返済リスクを疑われやすくなります。
これからクレジットカードに申し込むなら、自分の他社借入件数を一度整理し、可能な範囲で減らしてから申込むことが、審査通過への近道になります。